捨て曲がまったく無いアルバム

>>14
ちょwベスト盤は卑怯でしょww


尾崎に関しては色々あると思いますが、僕は最近でも
カラオケでよく彼の歌を歌うんですね
そしたら、不思議と昔よりも露骨にビンビンと響いて
くるんです
「校舎の裏、タバコをふかして見つかれば逃げ場もな
い」
「盗んだバイクで走り出す、行く先もわからぬま
ま‥」
「夜の校舎窓ガラス壊してまわった」
この歌詞の裏側にある一連の葛藤とは何なんだろう？
と純粋に考察してみるわけです
「誰にも縛られたくないと逃げ込んだこの夜に、自由
になれた気がした‥」
いったい何から逃れようとしているのか？何をそこま
で怯えているのか？
それは校則？社会のしがらみ？そんなチャチなものじ
ゃないと思います
おそらく彼が直視しているのは「死」そのものでしょ
う
人はいつかは死ぬ、これは逃れることの出来ない事実
そこの感受性が深いからこそ命という炎を燃焼させず
にはいられなかったのだろうと僕は解釈します
また彼はこうとも歌っています
「君のためなら死ねるさきっと、愛こそすべてだと俺
は信じてる」「愛の光をともしつづけたい」
カタチなく曖昧なものかもしれないけど、荒んだ人間
の心を癒せるのは「愛」だという結論
達観した彼の信念は死ぬまで一貫しています
面と向かってこんなカッコ悪いことを堂々と言えるの
は、彼以外にジョン・レノンくらいしか僕は知りませ
ん
十代の頃の表面的なオツムでは多分ここまでの見通し
はムリだったでしょう
それだけ彼が繊細で無垢だったという証拠かもしれま
せんね
そのせいかな？メロもキャッチーだけどどこか媚びが
無くて自然と心に溶け込んできます
よいアルバムだから、先入観などに捉われずもう一度
自分自身の肌で彼の魂を感じ取ってみるのもいいんじ
ゃないのかな？

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