記憶では、1980年代、既にプログレはレキシの範疇だった。なぜなら、変拍子を多用したり、
ジャズやクラシック的な要素を取り入れたり、キーボードやシンセで複雑なサウンドを構築すると
いったような、いかにもプログレらしい手法は、特に目新しいものではなくなっていたので。
一方で、プログレッシブ(先進的)でもない、ハード(野生的・激情的)でもない普通のロックを、
プログレハードと称して宣伝販売に努める、商魂逞しいロックが依然として売り上げを稼いでいた
ようなこともあったかと思う。もちろん、商魂が悪いわけでない。音楽は中身が大事。で、そういった
ものの肝心な中身がどうだったか思い返してみると。いや、野暮はよしましょう。
俗にプログレ御三家と呼ばれたピンクフロイド、キングクリムゾン、イエスなどのバンドが、今でも
一定の支持を失わないのは、単なる歴史的重要性やノスタルジーのためだけではなくて、やはり歳月の
侵食風化に耐えうるだけの内容と演奏がその作品に備わっていたからだと思う。
以上、なんちゃってプログレ講座お仕舞い。なお当方、プログレのセンモンカでないのは勿論、ファン
ですらありません。なので講義の内容については、一切の責任を負いかねます。ヨシナニ。
https://www.youtube.com/watch?v=XIcpJFQDa6...
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